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2024.09.05
ツインザーとは ”TWINZER”
最近よく見かけるツインザー。
果たしてその乗り心地は?
自分も愛用していますが、波に張り付いたような感覚がクセになり、反応が良く操作性も非常に良いです。
トライフィンのようにホールドもして、ツインのようにルースな感覚も味わえる欲張りなセットアップです。
クセもなく、対応するボードの形状も選ばず、短いFISHからMIDまで幅広く採用されているデザインだと思います。
ツインザーは、サーフィンの歴史において進化を遂げたフィンセットアップの一つです。
ツインフィンの派生として生まれたツインザーは、ツインの後退とともに見かける機会が少なくなりました。
当時のトレンドを見ていると、一度注目されはするものの、スラスター全盛期に入ると影に隠れてしまう、、、
それが、近年リバイバルされ再び注目される。
というのを繰り返しています。
歴史は繰り返す。的な。
1980年代、南カリフォルニアのウィル・ジョブソンというシェイパーが、従来のツインフィンに更なるスピードと操作性を加えるために開発したのが、このツインザーフィンです。
ツインザーの最大の特徴は、大小異なる二対のフィンを使うことで、波の上でのスピードと安定性を高めることです。
後部に大きなフィン、前部に小さなフィンを配置することで、フィンの間の水の流れを効率的に利用し、ドラッグを減少させながらスピードを保つことができます。
このデザインにより、ボードはよりスムーズで反応の良い動きを実現し、特にスモールウェーブでその性能が発揮されます。
ツインザーフィンは、ツインフィンの特性を活かしながら、クワッドフィンの安定感も取り入れているため、非常にバランスの良いフィンセットアップです。
ツインフィン特有の「ルースさ」を抑えつつ、ターン時のドライブ感とホールド性を高めており、クイックで鋭いターンやスムーズなトランジションが可能です。
これにより、ツインザーは小波だけでなく、より大きな波でも高いパフォーマンスを発揮します。
日本のブレイクにも十分マッチし、汎用性もあります。
今日のツインザーフィンは、ニッチな選択肢でありながら、その軽快な性能を愛するサーファーに支持されています。
現代のシェイパーたちは、ツインザーフィンのデザインをさらに進化させ、現代のサーフボードシェイプやサーファーのニーズに合わせてアレンジを加えています。
BLINDERSもツインザーを取り入れたデザインを得意とし、多くのモデルに落とし込むことが可能です。
冒頭でも述べさせていただいたように、TWINZER PINが最高に調子良く、私のパーソナルボードです。
手放すことができません。
そのためツインザーは、初心者から上級者まで、さまざまなサーファーに新しいフィーリングを与えます。
ツインザーフィンの魅力は、そのスピード、コントロール、操作性にあります。
もしまだツインザーフィンを体験していないのなら、このユニークなセットアップを試して、新しいフィーリングを感じてください。
ツインザーフィンは、サーフィンにおけるクリエイティビティとイノベーションを象徴する存在であり、その性能はきっとあなたを驚かせることでしょう。
こんな記事を書いて欲しい等ありましたら、コメントお願い致します。
皆様が、サーフィンの素晴らしさ・奥深さを理解し、有意義なサーフィンライフを送っていただけますように🙏
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