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2025.02.09  

SOULFISH的コラム 第三話 フィンはアップライト?キール??どっちがいいの編

道内雪がすごいことになっています。

今日の山は最高のコンディションなんでしょうね〜

羨ましい!

そして、先ほどちょうど見ることができたパイプマスターズファイナル。

バロンさんのコンボで決まりかと思いきや、レオさんの怒涛の追い上げ。

2本連チャンでガチ決めした時は、マジで鳥肌が立ちました。

すげー

レオさんが抜いたでしょーと思ったら、スコアが伸びず。

このスコアには、ヒート終盤の本人も冷静を保てずにいるようでした、、、、

最後は、プライオリティを持ったバロンさんのマークで波を掴めず、、、

結局いい波は来なかったんですけどね、、、

うーん、、、、

どっちを応援してるとかは正直なかったんですが、チューブの深さを見ても、あれは素人目線でもバックアップスコアは叩き出したかと思いました。

紙一重っちゃー紙一重だったんですけどね。

勝負の世界は何があるかわからない。

気になる方はハイライトを要チェック!!

 

 

 

 

そして、今日はフィンのちょっとしたお話を。

そもそもフィンは、ボードの操作性を大きく左右する重要なパーツのひとつです。

フィンがないと安定性を失い、ボードのコントロールができなくなります、、、

フィンはターンの支点となる大事な要素です。

大袈裟ですが、体の部分で言うなら足といってもいいくらいだと思います。

たまに動画とかで、アライアと言ってフィンのない木の板のボードに乗りライディングしている動画を見ますが、あれはかなり高難度です。

※古代ハワイアンが昔乗っていた木製のボードです。細身のシモンズ?細身だったらシモンズとは言わないのか、、、そこはわかりませんw

海外の上手なサーファーが乗るとかなりスタイルが出ていてかっこいいのですが、、、

 

と言うように、フィンはボードを操作するのに非常に重要で、逆にフィンのないボードではまともにライディングすらできません。

(間違いなく自分は乗れませんw)

そして、このフィンの形状には大きく分けて、アップライト系と言って立ち気味のフィンと、キール系のベース広めのドライブ系のフィンがあります。

まずはアップライト系のフィンについてお話します。

 

アップライトとはその名の通り、立ち気味(アップライト)にデザインされたフィンのことです。

(はい、そのまま。)

一般的にベース(根本の部分の横幅)が短く、ティップ(先端部分)が直立している形状が特徴です。

これは、横方向への動きを素早くするための設計で、ターンのレスポンスを高める効果があります。

ベースが短いので水の抵抗が少なく、レールの切り返しをよりスピーディーに行うことができてます。

ほとんどのショートボーダーはアップライトを採用してますよね。

また、ボードを傾けやすくクイックなターンが可能となるわけです。

特にブレイクが不規則で、タイトなポケットでの動きを求められるビーチブレイクでは、そのメリットが際立ちます。

波の力が弱いコンディションでは、ボードを素早く動かして加速する必要があります。

わかりやすく言うと、ターンの切り返しが容易で、よりスピードアップに繋げることができると言うことです。

また、一般的なカーブ系のフィン(キール)と比べるとリリース(エネルギーの放出)が早く、リップへのアプローチがしやすいのも特徴です。

トップでのスナップや、縦のマニューバー向きの波に適していると言えます。

これらの要素からアップライト系のフィンはスラスターとの相性が良く、レスポンスを求めるパフォーマンス系のボードに向いています。

または、ツインフィンでも早目の波や、ポケットのある波に適しています。

自分はモダンなフィッシュや、ツインフィンのボードではアップライト系のデザインを好みます。

 

続いて、キールフィンについて。

ご覧のように、アップライトと比べるとベース部分が長いのが一目瞭然です。

 

ボードに対してドライブ性が増し、ターンの時によりホールドします。

グリップするとも言いますね。

また、フィンのフォイル(断面形状)はフラットに近く、水をスムーズに流すことでスピードをコントロールできるように設計されています。

特に70年代やクラシックなデザインのフィッシュとの相性は抜群で、キールフィンはそのポテンシャルを最大限に発揮します!

クラシックなボードに乗るなら、キールフィンは切り離すことは出来ないかと、、、、

それはもう、ダウンザラインのフィーリングはアドレナリン出っ放しですw

オープンフェイスな横に走ることができる波では、あのなんとも言えないグライド感はクセになります。

たるい波でも、しっかりドライブしてスピードを維持できるので、波のハイラインをかっ飛ぶことができます!

そして、カーブ。ホールド感はなんとも言えません。

あまり強く蹴り込むことはできないですが、、、

先ほども述べましたが、ほんとクラシックなプランシェイプのフィッシュとは相性抜群で、ルースでスケーティな動きは他に例えようがなく、流れるようなライン取りは実にスムーズで軽快です。

ほんと、気落ちがいいw  の、一言に尽きます。

スプレーを上げるアグレッシブなマニューバーではなく、波のパワーを生かしながらクルージングするようなフィーリング。

それこそが、キールフィンの持つ最大の魅力だと思います。

まだ試したことがない方はぜひチャレンジしてみてください。

今まで味わったことがない感覚を味わえるはずです!

それではまた!

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